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2009年 09月 09日
姫路城は、姫路城史によると、赤松氏がはじめに築いたとされていますが、姫路市史では黒田家が姫山に築いたのが最初とあります。羽柴秀吉による三層の天守閣を持つ築城を経て、池田輝政の改修により現在の五層の天守閣をもつ姫路城が完成しました。
その後、今日まで、必要に応じて色々と保存、修理を繰り返してきたものと考えられます。 基本的には、池田輝政の時代に完成したものが現在の姫路城の大部分をなしていると考えられます。 今の時代の我々が、人類の遺産として、姫路城の何を守り、何を後世に残すことができるかについて、過去の視点と未来の視点から考え、市民の皆さんと知恵と力を合わせて最善の改修を行い、歴史のひとつに刻むことが、現在を生きる者の使命であると思っています。 今回の改修に参加し、その歴史を未来に伝えようとする市民の想いや願いを結集し、記録し、形に残すために、改修に使う瓦の裏に寄付を頂いた方の名前を刻みたいと思っています。 これについては、文化財の現状変更についての法令との兼ね合いがありますが、文化遺産としての姫路城の保存、修理の長い歴史の1ページに21世紀の市民の足跡を遺すことは、姫路城の現状変更ではないと考えています。文化遺産を守るという理念、精神に合致するものと考えます。 このような市民の取り組みを、きちんとしっかりと記録し、改修作業に活かし残していくことは、必ず未来の市民からも評価され、共感してもらえるでしょう。姫路城への愛着も、より一層深まると思います。 不安としては、寄附者の名前を刻んだ瓦を用いることについて、文化庁には我々の思いを汲み取ってもらえると思いますが、容認してくれるだろうかということです。ただ、我が国としては、最終的には受け入れられると思っています。 ただ、世界文化遺産ですので、このことがヨーロッパの価値観に合うかどうかは懸念され、危惧しています。 世界文化遺産に対するその時代の人々の思いを加えながら、適切な改修を施し、より長く後世に残すことが私の改修にあたっての考え方です。 ここ2~3年のうちに、どうするかを決めたいのですが、現在は、いろいろと調べたり研究を重ねながら、逡巡しています。
by himeji-mayor
| 2009-09-09 14:55
| 姫路のまちづくり
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