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2010年 07月 05日
河合隼雄先生は、心理学者として数々の業績を挙げられ、また文化庁長官として我国の文化行政に貴重な足跡を残されました。先生の面白く分かり易いお話の中に貴重な示唆が輝きます。
2件紹介致します。 ①ある病院に、高齢の患者さんが全身不随で入院しておられました。そこへ、「さぼり」の看護婦さん(今は看護師さんといいます)が、しばしば、まわりの目をぬすんでさぼりに来て、患者さんが体を動かさないのをいいことに、そのベッドにうつぶせになって仮眠をとっていました。ところが、看護婦さんが仮眠をとっている間、その患者さんが一生懸命目を見開いて周りをうかがい、見回りの看護婦さんやお医者さんが近づくと眠っている看護婦さんに知らせるため、手や足を必死で動かそうとしたそうです。その結果、その患者さんのリハビリが急速に進んで、4肢がかなり動くようになった。病院にとっては困った看護婦さんだけど、その患者さんにとっては最高の医者だった。人を助けてやろう、役にたってやろう等の意欲が元気のもとになるという例だと考えいています。 ②もうひとつは、先生が良くいわれる「世にふたついいこと、さてないものよ」。2つともいいことはないんだ。何かいいことがあれば必ずその一方で良くないこと(我慢しなければならないこと、費用負担等)があるということを分かり易く云われたことばです。本当に色んな場面で、先生のこのことばを実感します。 これは、広くは二律背反(トレードオフ)ということばで表現され、私も2008年11月21日と12月12日に、このトレードオフについてブログに書きました。 さて、この河合隼雄先生は、58才になってからフルートを習われ、かなりのレベルに達しておられます。実は、この河合先生のフルートの先生が、私の親友の佐々木君です。佐々木君は京都大学交響楽団でフルートを吹いていまして、よく聞きにいきました。彼は物理学の大学院を修了したあと、フルートで世に出ることを決意し、東京交響楽団に入りました。首席フルート奏者をつとめ、現在も第一線で活躍中です。CDもたくさん出していますので、音楽ファンの方は購入してください。
by himeji-mayor
| 2010-07-05 14:00
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