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2012年 03月 15日
あの未曽有の東日本大震災で、約1万6千人の方々が亡くなられ、未だに3千人以上の方が行方不明になっています。まさに、我々国民全員で立ち向かうべき国難と言えます。
そのような中、「釜石の奇跡」という報道がよくメディアから流れてきます。「釜石の奇跡」とは、昨年3月11日に岩手県釜石市で実際にあった話です。それは、大地震後の大津波襲来時において、学校の管理下にあった小・中学生全員(小学生約2,000人、中学生約1,000人)が、適切な避難行動をとることによって、一人の犠牲者もだすことなく、大津波から生き残ることができたということです。ご承知のとおり、釜石市は、三陸沿岸部に位置し、市域は壊滅的な被害を受けた地域の一つであり、釜石市の死者・行方不明者は約1,300人にもなりました。人口が約4万人ですから、死者・行方不明者は少なくありませんでした。 約3,000人の小・中学生が適切避難行動をとることになった、その防災教育とは、一体どのようなものだったのでしょうか。 釜石市では、平成20年度に文部科学省の「防災教育支援モデル地域事業」に採択されて以来、市内の全小・中学校を対象に津波防災教育を推進してきました。 当時、文部科学大臣であった渡海紀三朗大臣は、かねてから防災教育の必要性を訴えており、大臣の指示で、釜石市のモデル事業が採択されました。大臣は建築、防災、科学技術、そして教育のスペシャリストであり、これまでの知識と経験に基づく大臣の先見性ある決断が釜石市の子供たちを救ったと言っても過言ではないと思います。 モデル事業により、津波防災教育プログラムを作成されたのが、釜石市の防災・危機管理アドバイザーを務められ、同市の小・中学生の津波防災教育を指導された片田敏孝教授(群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻、広域首都圏防災研究センター長)です。教授の多くの防災研究を踏まえた成果と実践的指導とが効を奏したのです。現場の先生と子どもたちは、日頃の訓練により、迅速で落ち着いた主体的判断、避難行動が十分発揮できました。 「釜石の奇跡」とは、実は奇跡ではなく、日頃からの取り組みの成果が発揮できた当然の結果だと思います。 姫路市は、防災運動会まもりんピックや、実践的な津波避難訓練・避難所運営訓練などを実施しています。東南海、南海地震の大津波等の災害に対する備えをさらに充実して、姫路市民の安全・安心を確保して参ります。
by himeji-mayor
| 2012-03-15 16:39
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