私は、7年前の市長就任以来、ハード(箱物等)重視(先行)からソフト重視(先行)への転換、ないもの要求を改め、あるもの活用に重点を置いて、市政を推進してきました。しかし、今になっても「市長が何をやったのか分からん」といったご意見を聞くことがあります。
やはり残念ながら市民の皆様の中には、昔ながらの箱物しか成果に入らないと思っている方々が多く居られると痛感しています。
あるもの活用の、「あるもの」の最も重要な資源は、市民の皆様です。「地域夢プラン」事業は、市民の力で地域資源の調査・分析・活用が進められ、画期的なまちづくりとして、学会などでも注目されています。
街路樹アダプト制度、生涯現役プロジェクト、安全安心まちづくりサポーター、子供見守り隊、観光案内、お城ガイド等々、市民のボランティア活動や市と市民の皆様の協働が多様に展開されており、まさに市民一人ひとりが主役のまちづくりのまっさかりです。これ等市民の皆様の主体的参加が、市政運営に及ぼす費用対効果は、金銭で測れない貴重な効果も含めて莫大です。これからも、誇りのもてるふるさとひめじを目指して、参画と協働のまちづくりを目指します。