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2010年 05月 20日
5月14日に、はりま産学交流会の講演会に行きました。
地元の熱意あふれる企業が、大学との緊密な交流を続けながら未来を見すえた技術革新、新技術の開発など多くに成果を挙げてこられました。 今回は、交流会の15周年ということで、記念事業を実施され、その一環として、ノーベル化学賞受賞者である筑波大学名誉教授白川英樹先生のご講演がありました。 実は、私は1987年から1994年までの7年間筑波大学に奉職し、第3学群F棟の10階に研究室をかまえていました。白川先生はその同じ第3学群F棟の3階におられ、そこを通ると、色々な薬品が所せましとならべられていたことを憶えています。 私は1994年に立命館大学へ移りましたが、白川先生は2000年にノーベル化学賞を受賞され、私は京都のまちで、この快挙を仲間と祝いました。 当日の先生のお話は、テーマを掲げて研究課題に迫る研究展開を分かり易く説明され興味津々でした。 その中でペルシャのおとぎ話である「セレンディップ」になぞらえて、ある偶然に出会うことで(失敗も含まれる)、大成果を挙げてしまうお話しが特に印象に残りました。 ニュートンの万有引力、フレミングのペニシリン、ワットの蒸気機関等、偶然との出会いを謙虚な注意深さと洞察力によって大成果につなげた例を挙げられました。 実験や観察の結果を全て記録し、丁寧に考察すること、目的以外の結果を排除しないことが大切と話されました。 その延長上に小中高校の教育について、全ての基本は好奇心であり、教育は好奇心一杯の「童心」を育み、維持させることが重要、一方で、先生の云うことをあまり受動的に受け入れるのではなく、批判的に自分で考えて、納得して受け入れる態度(これも好奇心の一つの現れと見なされる)が重要と指摘されました。 最後に「座右の銘はありません、流行は流行として頭の中に残しつつも、自分のやりたいことをやるようにしています」という言葉が印象的でした。 現在姫路市が推進中の「魅力ある姫路の教育」に対しても示唆に富むお話しで、大変勉強になりました。
by himeji-mayor
| 2010-05-20 15:17
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